リアルタイムNZ ツアー記~12

ワイパラへ。
左右に葡萄畑が広がる道路を折れ、
少し山あいに入った所にポプラの木が並び、
白と上品な青の非常に美しい建物が見えます。
いよいよマウントフォードです。
昨年11月にSoupleにお越し頂いたオーナーのキャサリン女史と、
アシスタントワインメーカーの小山さんが出迎えて下さいました。
傾斜15~30度の裏手の畑を見学。
パッと見て一番特徴的なのが、葡萄の房が一切葉に隠れる事なく、非常に手入れが行き届いております。
聞いてみると、このワイパラは日照は控えめなので、葡萄の糖度だけが上げるのでなく、
バランス良く皮の熟度を上げるため、完全に葉を取り除いているそうです。
葡萄に焼けたニュアンスは出ないのかと思ったのですが、
実が緑のうちの早めに除葉すれば、抵抗力もあり焼けずにすむそうです。
ただし早い時期からするので、すぐに葉が伸びてきて、また除葉しなければならず、
手間がかかり大変な作業そう。
マウントフォードのピノの甘すぎず、かつ柔らかみある優しい果実のわけは、
こういった努力によるものからもある様です。
Fujitsugu


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